やさしさ
今日、歩いていると歩道橋の階段を自転車を引きながら歩いているおばあさんがいました。
歩道橋は階段の真ん中が坂になっているタイプでした
おばあさんは階段を下っており、私は登っていました
私とおばあさんがすれ違う瞬間におばあさんはその場で止まっていたため
あ 自転車が重くて動けなくなっているのかもしれない
と思い
大丈夫ですか?と声をかけて自転車を前から支え、下まで降りていきました
おばあさんはありがとうを連呼してくれて去っていきました
いやー私って優しいですね
それではまた
いやなんの話だよ。
まあ本当はこのままめでたしめでたしで終わりたかったんですがこの話にはもう少し続きがあります。
私はそのあともう一度階段を上ったときにふと思いました
あれ?おばあさんもしかして階段で困ってたのではなくて、私が階段を上ってくるから、一応待っていただけなんではないか
だいたい降りれないんだったら歩道橋使わないし
力がないんだったら中腹で止まることもできないのではないか?
私はものすごく恥ずかしくなりました
もう困ってるもんだと決めつけ、相手の反応を聞く前に手を出してしまい、断れない状況にしてしまったし、そのせいで無駄に目立たせてしまい、余計なお世話だったのではないかと
まあ真相はわかりませんが、とにかく
優しさって主観的だな
と思いました
なんて若干落ち込んでたらこんなニュースがありました
JR東海道線辻堂~藤沢間と同日6時56分の戸塚~横浜間で一時的に居眠りをしていた事が、乗客がホームページを通じてJR東日本に報告し、事態が発覚した。
車掌は朝5時から乗務していたそうで、JR東日本横浜支社は「今回の事案を乗務員に周知し、改めて徹底していく」とコメントを発表した。なお、運行には影響がなかったそうで、乗務員も寝入っていたわけではなく、「目を閉じていた」レベルであると思われている。
「車掌が居眠りしていた」事案に、「いくらなんでも寝ているのはまずい」「安全の観点から見ると好ましくない」「人員不足でダイヤ改正のたびに車掌の負担が大きくなっていると聞いている。軽く見ずに勤務態勢を見直すべきでは」と車掌やJRの管理体制を疑問視する声が上がった。
一方で、「車掌だって人間。熟睡していたわけでもないし、わざわざホームページから密告する神経がわからない」「その場でガラス窓を叩いて注意すれば済む話。わざわざ上に報告して、車掌のキャリアに傷をつける。この行動の方が問題」「居眠りは良くないけど、この客はただ人の揚げ足を取りたいだけ。5ちゃんねるとかやってそう」「コロナ禍でも仕事をしている。他人のミスになぜここまで過敏なのか」と、報告を入れた人物にも怒りの声が上がった。
まあクレーム云々はわかりませんがこの人も、もしかしたらただ単純に車掌が寝てたら危険だと感じて教えてあげようと思っただけかもしれません
まあそりゃ、運転手寝てたらびっくりしますし
その運転手を批判したかったわけではなく、態勢の話がしたかっただけかもしれません。
変なクレームも多く一部の的外れなクレームが、社会を縛りつけ、生きにくい世の中にしている感は否めませんが
教えてあげることが優しさということもあるので
どっちがただしいのか………
電車でいえば
昔少し高齢の叔母と一緒に電車に乗ったら,優先席の人たちが、3人同時に立ち上がって席を譲ってくれました
叔母は席を譲ってもらって座りましたが、残った2席も誰が座るのか迷ったのか3人とも立ったままいました
あとから叔母が
うれしかったけど、若干混んでる車内で優先席がすべて空き無駄に立たせたのは申し訳なかった
と言っていました
優しさってすごい難しいですが、
これからも優しくする気持ちだけは持ち続けたいし
みんなが優しい気持ちをもっているなら、若干すれ違いがあっても気持ちは通じると信じたい。
余談ですが優しさといえば
という歌と
オーヘンリの『賢者の贈り物』
というお話が好きです
短編なので興味があったら読んでみてください!
こんなご時世だし
せめて人の優しさで世の中で生きていきたい
主権的でもいいじゃないか
人間だもの