せっかくなのでカルヴァドスを学ぶ
少し高価なカルヴァドスを買いました
せっかく買ったので
カルヴァドスについて学んでみました
専門家とかではないので間違っていたらすみません
カルヴァドスとは
フランスのノルマンディー地方で造られるリンゴを原料とする蒸留酒のことをカルヴァドスと呼ぶ
りんごを原料としたシードルを蒸溜させアルコール分を凝縮させて抽出する
ブランデーと同じ要領で作られる
ノルマンディー地方は、フランスの北西部に位置する王政時代の州のことであり、世界遺産であるモン・サン・ミッシェルがあることでも有名な土地ですが世界で有数のりんごの原産地でもある
モン・サン・ミッシェルを知りたい方はこちら
この地域以外で作られる同様の蒸留酒は
アップル・ブランデーと呼ばれる
原料としてリンゴの他に、10 - 30% 程度のセイヨウナシを混合する事もある
古くからフランスのノルマンディー地方で特産品として愛飲されてきた
お菓子や(アップルパイやドライフルーツの漬け込みなど)パン
にも使用される
ガトー・ノルマン
リンゴをカルヴァドスやラム酒等で風味をつけた後、生地に混ぜて焼く菓子。この手法を用いれば古くなったパンも菓子に再利用できる
産地が限定されているカルヴァドスだが、流通量は決して少なくなく
カルヴァドス以外のアップルブランデーを飲んでいる人の方が圧倒的に少ない
その流通量の多さから、りんごの蒸溜酒全てのことをカルヴァドスだと思っている人は非常に多い
- VSOPやナポレオンってよく聞くけど何?
蒸留まではブランデーと同じ工程が行われる
蒸溜した後は無色透明の綺麗な液体
『オー・ド・ヴィー・ド・シードル』
りんごの蒸溜酒
と呼ばれている
オー・ド・ヴィーは、フランス語で『命の水』『蒸溜した水』という意味もある
(蒸留酒は命の水って意味のお酒が多いですね)
シードルは
『ビター』『ビタースイート』『スイート』『サワー』
の4つの風味がある
透明な液体はオーク樽での熟成を経てカルヴァドスになる
最低熟成年数は2年と決められている
熟成年数によってランクが分けられており
熟成年数が短いものから順に、
フィーヌ
ヴィユー・レゼルヴ
ヴィエイユ・レゼルブ
VSOP
オル・ダージュ
ナポレオン
フィーヌは最低2年
ヴィユー・レゼルヴは最低3年
ヴィエイユ・レゼルブやVSOPは最低4年
オル・ダージュとナポレオンは最低6年以上
の熟成年数が義務付けられている
熟成年数が長いほどアルコールの角が取れて飲みやすくコクのある風味に仕上がる
生産域はノルマンディー地方の中でも3つに分かれる
カルヴァドス ペイ・ドージュ
- カルヴァドス ペイ・ドージュの地域で製造
- 蒸留時の洋ナシの混合割合は30%以下にする
- 単式蒸留器で2回蒸留する
- 最低2年間オーク樽で熟成
- アルコール度数最低40度
カルヴァドス ドンフロンテ
- カルヴァドス ドンフロンテの地域で製造
- 蒸留時の洋ナシの混合割合が30%以上にする
- 半連続式蒸留器で蒸留する
- 最低3年間オーク樽で熟成
- アルコール度数最低40度
お酒も細かく学んでいくと
味に深みが出る気がしますw
ほかのお酒や
カルヴァドス一つ一つの種類
についても今後学んでいけたらいいなと思っています
それでは